Fraunhofer ILT
速く確実な燃料電池の製造に向けたレーザー技術の応用
燃料電池の使用は電気自動車への転換や再生可能エネルギーの幅広い導入という面からも大きな関心を集めています。たとえばトヨタ自動車とヒュンダイがすでに実用化している燃料電池車は蓄エネルギーに優れており、充電よりもはるかに短い時間で水素を充填することができます。
レーザー技術の導入は、部品の切断や溶接のみならず燃料電池のあらゆる製造工程において効率を高めます。燃料電池のプロセスチェーン全体においてレーザーの応用が期待されますが、例えば双極プレートの製造の場合、典型的な燃料電池は約200枚の触媒をコーティングしたプレートを電極として使用します。燃料電池ひとつにつき水素を密閉するための結合部分は200メートルに及びます。
このような分野での更なる研究に取り組むため、産学連携プロジェクト「CoBiP」では、今後3年間にわたり連邦経済エネルギー省 (BMWi)の助成を受け、フラウンホーファーIPT、ILTのほか、複数の企業等が参加し、高効率かつ高品質な自動化ソリューションの確立を目指します。
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Laser Colloquium Hydrogen LKH2: fast and reliable fuel cell manufacturing