イベント

大阪・関西万博

2025年4月13日から10月13日に大阪府 夢洲で開催されるEXPO 2025 大阪・関西万博にてフラウンホーファー研究所がドイツパビリオンのテーマである「わ!」に関連した研究を展示いたします。

<開催概要>

日 程:2025年4月13日(日) - 10月13日(月・祝)

会 場:夢洲(大阪府)

         ドイツパビリオン:コネクティングゾーン

入場料:公式サイトをご覧ください

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大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン (Designing Future Society for Our Lives)」をテーマに各国が出展し、未来社会の実験場(People’s Living Lab)となるような場を創出します。大阪・関西万博に関する詳細な情報は大阪・関西万博公式サイトをご覧ください。

 

ドイツパビリオン

ドイツパビリオンでは「わ!ドイツ」をタイトルに循環経済(サーキュラーエコノミー)に関連した展示を行います。「わ(Wa)」には3つの意味が込められています。

「輪」:循環経済の核心となる環

「和」:循環経済が目指す自然と技術の調和

「わ!」:おもわず「わっ!」とする驚きの表現

ドイツパビリオンでは、パビリオンの建築・デザインから技術の展示に至るまで、すべてが「循環」に関連したものにしたものになっており、パビリオンを通じて物質循環の系を閉じる循環型社会についての問いを投げかけ、共に考えることを目指しています。

ドイツパビリオンに関するより詳細な情報はEXPO2025ドイツパビリオンの公式サイトをご覧ください。

各フラウンホーファー研究所の展示概要

フラウンホーファー研究機構からはIMM(マイクロエンジニアリング・マイクロシステム研究所)、IGB(境界層・バイオプロセス技術研究所)とUMSICHT(環境・安全・エネルギー技術研究所)の3研究所がドイツパビリオン内での展示を通じて最新の研究成果をご紹介します。

Fraunhofer IGB:キトサンを用いたフッ素フリーの撥水コーティング

ドイツパビリオン内のサーキュラーファッションテーマエリアの展示に、バイオベースの繊維撥水性コーティングが導入されています。 従来の撥水コーティングにはフッ素含有の有害な化学物質が用いられていました。そこで、IGBが開発した海老やカニの甲羅や昆虫から得られるキトサンを原料とした耐洗濯性と耐摩擦性を有するコーティングに代替することで、繊維産業における循環経済の形成と持続可能性向上への貢献が期待されます。

 

IGBのEXPOページ

 

IGBの研究紹介 (1)

キトサンを用いた繊維の疎水化処理

Hydrophobic treatment of textiles with biobased chitosan

 

IGBの研究紹介 (2)

甲殻や昆虫の骨格からのキチンのプロセシング

Processing of chitin from crab shells and insect skeletons

Fraunhofer IMM:水素キャリアから水素を製造する改質技術

ドイツでは2045年までの気候中立の実現のため、グリーン水素の活用が重要な役割を果たします。本展示ではグリーン水素を活用した水素社会が社会にとってどのような機能を果たし、インパクトを与えるのかをゲーム感覚で学ぶことが出来ます。

 

IMMのEXPOページ

 

IMMの研究紹介 (1)

水素製造システムに関する技術

 

IMMの研究紹介 (2)

水素キャリアとしてのアンモニアの活用

Fraunhofer UMSICHT:資源循環に向けた新たなプラスチックとキノコを原料とした材料開発

バイオベースでリサイクルが可能な高機能性プラスチックのほか、菌糸体を用いた軽量で高柔軟性の生分解性材料の研究に関する展示をいたします。菌糸体を用いた材料は軽量で強く、遮蔽性が高いことから、遮熱・遮音材としての展開が期待されます。

 

UMSICHTのEXPOページ

 

UMSICHTの研究紹介 (1)

リサイクル可能なバイオベースの材料開発

Development of bio-based plastics and recycled plastics

 

UMSICHTの研究紹介 (2)

キノコを原料とした材料開発

Development of substrate-based mushroom materials