プレスリリース

2012年プレスリリース

 

フラウンホーファー、衛星ナビゲーションに関するアイデアで受賞

2012年11月5日:フラウンホーファーの研究所が今年度の欧州衛星ナビゲーションコンテスト(ESNC)で4つの賞を受賞しました。10月25日にミュンヘンで開かれた授賞式では、フラウンホーファーIIS(集積回路研究所)がバイエルン州賞、フラウンホーファーIML(物流・ロジスティクス研究所)のプロジェクトセンター(在:プリーン)がHPI特別賞の栄誉に輝きました。フラウンホーファーポルトガルは地域賞に加え総合賞も受賞しています。

フラウンホーファーがインドに代表部を開設

2012年10月29日:フラウンホーファー研究機構は、ドイツ産業界のパートナーとして最も重要とされる生産国での経験値を積む必要があります。その最たる国となるインド・バンガロールに10月30日、フラウンホーファー代表部が開設されます。
 

多才な酵素の大量生産

2012年10月16日:酵素は洗濯物の汚れを取り除き、紙を白くし、ビールの醸造に役立ちます。すなわち、酵素のおかげで多くの工業プロセスが容易になっているのです。多くの場合、酵素は果物から得られますが、収穫が少ない時は酵素が不足してしまいます。そこで研究者は、微生物の力を借りて酵素を生成するプロセスをデザインしました。ロイナに開設された多機能施設では、この新しいプロセスの量産レベルの開発が進む予定です。
 

植物油由来の潤滑剤

2012年10月16日:石油に依存しない ー 資源に乏しい国にとっては夢のような話です。それにもかかわらず、石油は原動力として依然大きな力を持ち、化学業界の基本資材として機能しています。この構図を変えるために、研究者は「統合バイオ製造プロジェクト」を始動させました。フラウンホーファーCBP(化学・バイオ技術プロセスセンター、在:ロイナ)では10月より、国内の植物油由来のエポキシドの生産がパイロットプラント規模で始まっています。中間化学生成物は潤滑剤、表面活性剤、乳化剤の生産を支えています。
 

フラウンホーファー研究者が環境賞を受賞:集中型太陽光

2012年10月10日:フラウンホーファーISE(太陽エネルギーシステム研究所)のDr. Andreas Bettは、Soitec社のHansjörg Lerchenmüllerとともに2012年DBUドイツ環境賞を受賞しました。二人は10月28日、その集中型太陽光システムの開発と産業応用という業績に対し、ヨアヒム・ガウク連邦大統領より栄誉を授かります。
 

Prof. Reimund Neugebauer、フラウンホーファー研究機構の新理事長に就任

2012年10月1日:本日、Prof. Reimund Neugebauer がドイツ・ミュンヘンの本部にてフラウンホーファー研究機構理事長に就任しました。Prof. Neugebauerは今年5月、理事会により次期理事長に選出されました。

イギリスでフラウンホーファー子会社

2012年9月6日:わずか数週間前に設立されたフラウンホーファー研究機構の最新の子会社であるFraunhofer UK Research Limited は9月1日、イギリス初のフラウンホーファー研究センターとなるフラウンホーファー応用光学センター(在:グラスゴー)ですでに活動を開始しました。
 

オープンイノベーション:フラウンホーファー研究者、論文賞を受賞

2012年8月21日:Dr. Sabine Brunswicker は新しいイノベーションモデル、特に「オープンイノベーション」というテーマに長年興味を抱いていました。博士論文の出版元であるJohn Wiley & Sons社とともに、彼女にはイノベーションマネジメントの国際学会として名声の高いISPIMより最優秀論文賞が授与されました。
 

世界トップの太陽エネルギー研究機関が調印

2012年7月11日:米・国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、独・フラウンホーファーISE(太陽エネルギーシステム研究所)、日・産業技術総合研究所という3つの世界トップクラスの研究所が7月10日、太陽エネルギー研究機関のグローバルアライアンスGA-SERIの設立に関する覚書に調印しました。
 

GoalRef:FIFA、フラウンホーファーのインテリジェントなゴールを採用

2012年7月9日: GoalRefはボール全体がゴールラインを超えたか否かを確実に見極めることができます。「今のはゴール?」この質問に答えるため、国際サッカー連盟FIFAは将来的に、技術的支援を導入する考えです。試合のルールを決定する国際サッカー評議会(IFAB)は7月5日、ゴールラインで活躍するGoalRefとHawk-Eye技術の導入を承認しました。今後、ゴールライン技術に関するFIFAクオリティ・プログラムに従い、このシステムが本当のサッカーの試合で使用されるまでに、各スタジアムで最終導入テストが行われます。
 

日本との連携を強化

2012年7月7日:フラウンホーファー研究機構と日本最大規模の公的研究機関である産業技術総合研究所は、7月6日、ドイツ・シュトゥットガルトにおいて包括研究協力覚書(MOU)を締結しました。 強化された連携研究を通じ、日独両国の国際競争力の強化および産業指向の科学技術の促進に期待が寄せられます。

産業界と研究センターによる高性能計算に関する欧州技術プラットフォーム

2012年6月15日: Allinea、ARM、Bull、Caps Entreprise、Eurotech、IBM、Intel、ParTec、STMicroelectronics、Xyratex各社を含む高性能計算(HPC)技術の主なサプライヤーは、HPC研究に携わるBSC、CEA、CINECA、フラウンホーファー、Forschungszentrum Juelich、LRZの各研究組織と連携し、HPC欧州テクノロジープラットフォーム(ETP4HPC)を設立し、高性能計算技術界におけるヨーロッパの地位を高めるためのETPのビジョンを公開しました。
 

フラウンホーファー理事長にReimund Neugebauer氏選出

2012年5月10日: 5月8日のフラウンホーファー研究機構理事会において、Prof. Dr.-Ing. Reimund Neugebauerが次期理事長に選出されました。10年間にわたりフラウンホーファー研究機構の先頭に立ったProf. Dr. Hans-Jörg Bullingerの後任として、今年10月より職務に就きます。
 

マイクロチップの性能が大幅に向上

2012年5月8日:さらに速く、さらに処理能力の高いチップの開発という課題に半導体業界は直面しています。極紫外線を用いた次世代リソグラフィーを用いれば、この課題は解決できるかもしれません。鍵となる構成要素は、フラウンホーファーの研究者の手により開発されています。
 

Fraunhofer Prize:プラズマノズルから機能性コーティング

2012年5月8日:コーティングはさび、傷、湿気から表面を保護し、粘性を高めます。新しいプラズマプロセスを用いれば、これらのコーティングをより容易に、より費用効率よく、産業レベルに応用させることが可能です。
 

Fraunhofer Prize:科学と産業界のための超短レーザパルス

2012年5月8日:パルス持続時間が短いほど、レーザー工具はより精密に動きます。平均出力の非常に高い超短レーザーパルスを用いれば、高い処理能力が必要とされる材料加工の分野で新たな応用の可能性が開けます。短いパルス持続時間のおかげで、材料の熱的ダメージは最小限に抑えられます。
 

Fraunhofer Prize: 油を使わずに潤滑を改善

2012年5月8日:油よりも水性バイオポリマー液の方がよりスムーズな動きを引き出すことができるため、バイオポリマー水溶液は硬質金属の機械加工用、または工具製作機械の冷却潤滑剤として使われます。
 

Fraunhofer Prize:全速力のレーザースキャン

2012年5月8日:3Dレーザースキャナを用いれば、列車の安全と信頼性を高めることができます。
 

優れた若手研究者

2012年5月8日:フーゴ・ガイガー賞が次の受賞者に授与されました。1位:Sven Rademacher 「携帯用排出計測デバイス」、2位: Harry Kummer 「新しい熱交換器コーティングシステム」、3位: Anna Marie Kruspe 「自動音楽分類プロセス」

量産に近づく軽量構造

2012年4月18日:車や航空機は重量を減らす必要があります。できるだけ多くの構成要素の生産に炭素繊維強化プラスチックCRPを用いるというのは、そのひとつの方法です。CRP製部品はこれまで手作業で作られてきましたが、今は車の大量生産にも適うオートメーション化された生産方法が確立されてきています。
 

実現可能な「未来都市」へ向けて

2012年4月18日:都市はエネルギーや原材料を消費し、ごみや汚染を出し、輸送システムに過度の負荷をかけています。革新的な都市技術・システムを設計するため、フラウンホーファーの研究者はさまざまなエネルギーを「未来都市(City of Tomorrow)」用革新的ネットワークに統合する試みを行っています。

産業界からの業績増加

2012年4月18日:フラウンホーファー研究機構の成長は2011年も続きました。財源は18億5000万ユーロで、12%の伸びを示しました。特に喜ばしいことに、産業界からの歳入が15%増加し、5億3100万ユーロになりました。

再生可能エネルギーに関する最高のマーケティング

2012年4月4日:EPEX(欧州電力取引所)で最も効率的に電力を売買するために、送電系統運用者は今後数日間の再生可能エネルギーによる電力供給量を正確に評価しなければなりません。太陽光、風力エネルギーが急激に変動すれば、信頼性の高い予測をすることは難しくなります。フラウンホーファーの研究者は、TenneT TSO社と連携し、複数の予測を立て、それらをひとつの非常に信頼性の高い予測として統合させる高性能ソフトウェアを開発しました。
 

ARRI社とフラウンホーファーに科学技術オスカー賞

2012年1月27日:ミュンヘンに拠点を構えるプロ仕様映画機材メーカーARRI社とフラウンホーファーIPM(物理計測技術研究所、在:フライブルク)が共同で開発したフィルム記録装置ARRILASERに対し、映画科学技術アカデミーより科学技術オスカー賞が贈られました。オスカー像は2月11日、ビバリーヒルズで授与されます。

ダウ・アグロサイエンス社との研究契約

2012年1月10日:フラウンホーファーIME(分子生物学・応用生態学研究所)とザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(NYSE: Dow)の子会社であるダウ・アグロサイエンス社は両者の専門知識と技術を合わせた数年間の研究契約に合意したことを発表しました。